術後の経過

 その後のいきさつはあまり覚えていないが、手術当日は、そのままICU(集中治療室)へ一晩。このICUってところは、手術後で寝たくても、ちょっと動くと、ピコピコ音がなってうるさいし、看護士がウロチョロしてて全然落ち着かない(失礼な言い方だが)。で、やっと(といっても一晩だが)、ICUを出て個室に移った。これで落ち着いて眠むれると思い、看護士からも「よく眠ってくださいね」と言われるが、カテーテルのせいで全然眠れない。
「そうだ!取りあえず記念に写真を撮ろう」と思い立ち、不自由な体で必死になってあそこにズブリと刺さっているカテーテルを携帯カメラで撮った。
傍から見れば、生きるか死ぬかの瀬戸際ともいえる手術をして間もないというのに、我ながら馬鹿だと思った。

しかも、このときに無理な姿勢を取ったせいで、個室のテレビをひっくり返してしまった。

自分で直そうとしたが、どうにも思うように動けず、恥を忍んで看護士を呼んで直してもらった。「なんでテレビがひっくり返ったのか」そんな突っ込みをされたら、どう誤魔化していただろう。
しかし、自分にとっては命を賭けた遊びである。真剣そのもので、一切の妥協は許されなかった。

流石にその時の写真は掲載できないが・・・。
朝方になってようやく看護士さんが、カテーテルを抜いてくれたが、痛いと言うよりやけ火箸を尿道に突っ込まれるような感じで辛かった。
それから、ようやく術後、初めて深い眠りについた・・・。

手術から2~3日経った頃だろうか、顔の腫れがピークに達して、目の周りまで腫れてきた。

  

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