脳腫瘍について

 まず初めにお伝えしたいのは、脳腫瘍といってもその全てが命に関わるものではないということです。

 脳腫瘍とは脳にできる様々な腫瘍の総称です。腫瘍の病理的な悪性度だけではなく、腫瘍の発生部位なども基準として、その数は130種類以上に分類されるようです。

 その中には良性の腫瘍もあり、手術で完治が可能なものも多くあります。

 大まかに分けると、

①脳に最初から生じた原発性脳腫瘍

②体の他の部位のがんが転移してきた転移性脳腫瘍

 とに分けられます。

 さらに原発性脳腫瘍は、

①脳そのものから発生する腫瘍(脳実質内腫瘍)

②脳を包む膜や脳神経、下垂体などから発生し脳を圧迫するように
 発育する腫瘍(脳実質外腫瘍)

とにさらに大きく分けられています。

 原発性脳腫瘍の発生は人口10万人当たり年間8~12人程度の頻度と言われています。

 現在は専門書などを読まなくても、ネットで調べただけでも驚くほど多くの情報を得ることができます。

 反面、情報が多すぎその内容は玉石混交であり、自分の経験では、余計な混乱を招いたり、不安になったこともあります。

 また情報ソースが分からなく、信憑性に欠けるものもあるように自分などは感じたことが度々あります。

 ですので、私のHPでも病気に関する専門的な記述は避けて、基本的には自分自身の病状や実際に受けた術法などを中心に記述するつもりです。

 ただ、どうしても専門的な記述をせざるを得ないケースもありますが、その際の基本的な出典としては「脳腫瘍のすべてがわかる本」(講談社)を参考としています。東京女子医科大学・脳神経外科教授の久保長生氏が監修している書籍です。

 

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